古生物復元模型大会ブログ。ロゴイラスト(ダンクレオステウス)は守亜和由紀さんによるものです。
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タイラー・ケイラー「サハラステガ」

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作品名 サハラステガ・モレディエンシス
学名 Saharastega moradiensis
大きさ 17.8cm 縮尺1/8.5
材質 スカルピー3

今回私が制作した「サハラステガ・モラディエンシス」は、ペルム紀に生きていた、テムノスポンディルス類の両生類です。化石は、ニジェールで見つかっています。模型は全長17.8cm、スケールは1/8.5になります。

ちょうど、Chris Sidor(サハラステガの主要研究者の一人)に、1/1スケール(等身大)サハラステガの頭部復元を依頼されていたので、そちらの作業と同時進行で、こちらの復元模型も制作することにしました。(この等身大頭部復元模型は、ワシントン大学のBurke博物館、及び、ニジェールのNiameyにある博物館に展示される予定です)

Chrisによると、どうやらサハラステガが生きていた当時の環境は、非常に乾燥していて、水分はかなり限られていたそうです。そのため、サハラステガの皮膚が、滑らかで湿った(カエルのような)皮膚だったとは考え難く、より爬虫類のような乾燥して、ゴツゴツした皮膚だった可能性が高いと思われます。もしかしたら、何らかの、ヨロイ状の構造が発達していたかもしれません。色は、Chrisとも相談した結果、現生のトード(ヒキガエル)風で行くことに決めました。

実はこのサハラステガ、頭骨以外の化石は全く見つかっていないので、体に関しては、同じ両生類のエリオプスや、ペルトバトラクスを参考にして作ってみました。

それにしても、(等身大ではない)スケールモデルを作るのは実に7年ぶりだったんですが、久しぶりにやってみて、ホント楽しかったです。ただ、スカルピー3をつかったのは大失敗。今回の造形には向いてなかったらしく、お陰で、かなり苦労させられました。次に作る時には、たぶん使わないと思います。

機会があれば、これからも、どんどんスケールモデルには挑戦してみたいですね。
自分の腕を磨くためにも、もっともっと時間が欲しいところです。



サハラステガについて、さらに知りたい方はこちらをどうぞ:
・論文
Ross Damiani, Christian A. Sidor, Sebastion Steyer, Roger H.M. Smith, Hana G. E. Larsson, Abdoulaya Maga, and Oumarou Ide. 2006. THE VERTEBRATE FAUNA OF THE UPPER PERMIAN OF NIGER. V. THE PRIMITIVE TEMNOSPONDYL SAHARASTEGA MORADIENSIS. Journal of Vertebrate Paleontology. 26(3): 559-572.

ウェブサイト
                                          

 (英文翻訳 SHAGGY)
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by tf-paleo | 2008-02-13 19:36 | ペルム紀大会
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