古生物復元模型大会ブログ。ロゴイラスト(ダンクレオステウス)は守亜和由紀さんによるものです。
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TF古生物模型展示室とは
ここは、
「恐竜模型展示室」主催・ふらぎと
「AEG自然史博物館」主催藤森英二による
古生物立体復元模型の展示室です。
基本的に不定期に行われる統一テーマのもと、皆様からお送り頂いた復元模型を紹介しています。

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藤森英二「コッコステウス」

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コッコステウス
属名:Coccosteus Sp.
スケール:1/1
大きさ:約25cm
材料:ファンド
塗装:アクリル絵の具(筆塗り)
 のっけからなんですが、ちょっとプロポーションに自信がありません。 もっとおたまじゃくしのような体型かとも…。
 全身骨格が見つかっているのに自信がないというのもおかしな話ですが、管見では三次元的に復元された頭部の化石は、群馬県立自然史博物館で実見した資料のみでした。そこで今回はその資料の形状に沿っています。他の復元と比べ少し丸みがない感じになっているのはそのためです。
 その頭部外骨格の表面ですが、化石によっては粒状の構造が見てとれます。もっと規則的に並んでいる資料もありますが、ここではすこしランダムに。それでもあたかもカメの甲羅を思わせるような、同心円上に広がる構造(成長線?)は意識してみました。また同じ目であるダンクレオステウスは上顎も開くようなので、あるいはこれも少しは動くかな、という余地は残しています。眼は…これでいいのかな?
 胴部表面に鱗は無いようです。ではどんな構造か? 今回はヌルッとした感じにしてみましたが、現代の無顎類のようにもっとシワシワにしてもよかったかも…。
 色調については、どちらかというと底生生活の生物だった気がしているので、無難なグレーかサンドカラーを想定しました。結果的に、やや紫がかったグレーにしましたが、どうも淋しいのでアクセントで胴部にラインを入れています。が、なんだかおもちゃの様に…。顎後方の鰓は、意識的に生々しいピンクで存在感をアピール、と同時に色味のアクセントになればと思いましたが、案外目立たず。
 また当初は、水底の獲物を砂ごと下顎ですくい取るような場面を作ろうと思っていたのですが、勉強不足で獲物は作れずじまい。なんとも半端な口の開き方ですね。

参考文献
・薮本美孝1993「化石が語る絶滅した魚たち」『週間朝日百科 動物たちの地球』85
・後藤仁敏1993「魚の身を包む装置-粘液と鱗」『週間朝日百科 動物たちの地球』86
・金子隆一1996『謎と不思議の生物史』同文書院
・「Devonian Life. Vertebrata」 
 http://chestofbooks.com/science/geology/Intro/Devonian-Life-Vertebrata.html
・「PALAEOZOIC FISH UK」
 http://www.btinternet.com/~vendian/FOSSILWEB/index.htm
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by tf-paleo | 2011-01-03 21:45 | 絶滅魚類大会
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