古生物復元模型大会ブログ。ロゴイラスト(ダンクレオステウス)は守亜和由紀さんによるものです。
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アクアプラント・守亜「ノタルクトゥス二態」

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作品名:ノタルクトゥス 二態

学名:Notharctus sp.

大きさ:高さ20cm、体長12cm

素材:レジンキャスト(原型はファンド)

初期の原猿類の仲間、アダビス下目に属するノタルクトゥスを制作しました。
「太陽と月」を基本コンセプトに、現生原猿の色を参考にして昼行性タイプと夜行性タイプに塗り分けてあります。
現生原猿類では昼行性と夜行性でカラーリングに特徴があり、簡単に言えば昼行性はより装飾的に、夜行性はより機能的に感じる色味だと思います。そんなこともあってかよく見かけるノタルクトゥスの復元はどちらかというと昼行性の現生原猿の色味を参考にしたものが多いように感じました。それに対する「じゃあ、夜行性的なノタルクトゥスの復元があってもいいんじゃないの?」というのが全ての始まりです。
というか単に私が夜行性で樹上棲の生き物が好きというだけの話だったりもします。
なぜならそれは、夜行性で樹上棲の生き物は妖怪だからです。
夜の森、頭上からの声や木々を渡ってゆく音、音はしなくてもその「なにかいる」という気配、いや気配さえなく忍び来る存在。妖怪的というよりもそもそもそれが妖怪だったように思うのです。
ですので今回は妖怪を作るモチベーションを上げるために、故意で指向的に、「ノサルクトゥスは夜行性であった」という根拠を集めてから制作に取り掛かりました。
その前に一応数冊の本とネットを確認しましたが、夜行性かどうかは分かりませんでした。さらに詳しく調べて夜行性ではなかった場合、私ががっかりしてしまうので深追いするのはやめました。
以下は私の創作意欲を上げるために一役買わされた現生原猿類の特徴をいくつか挙げてみます。

・鼻の先が湿っていて嗅覚が発達していること。
・夜行性動物で特に発達している網膜の裏の反射膜を持っているということ。
・昼行性原猿の全てが真猿類のいないマダガスカル島にしかいないということ。(逆に真猿類のほとんどが昼行性)

など、説得力がありそうなものを挙げてみましたが、もちろんこれがノタルクトゥスが夜行性だったという証拠にはならないわけですから、これを真に受けてどこかで吹聴することのないようにしてくださいね。
私はただ妖怪「のたるく足子」を作りたかっただけなのですから・・・
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by tf-paleo | 2009-06-01 09:06 | 絶滅哺乳類大会
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